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交通事故にあったら、起こしたら

交通事故の現場保存 

ドライブレコーダーがあってもこれだけは絶対やっておこう


交通事故にあったら、起こしたら
 これを見ている方はもう現場からはなれているかもしれない。しかし、現場に戻れるなら雨や時間経過で痕跡が消え去るまえに、今日中に、いやいますぐにでも現場保存をしてほしい。
あとあと大きなトラブルに発展する可能性もありますので。

警察など信用できない
 交通事故にあって、さぞや慌てられてると思いますが、ここは冷静になって現場保存につとめていただきたい。「警察が来てくれて、実況見分をしてくれたので大丈夫」などと考えてはいないでしょうね。それがあなたのためになるとはかぎらないのです。警察など一番信用できない輩と、一応はうたがってかかったほうがいいのです。

なぜなら
 もう最初からどっちが悪いか決めつけてかかっていますからね。過去に事故にあわれた方は、そんな感じで警察が対応していたと感じた方も多いと思います。すなわち、
 バイク対4輪車ならバイクが悪い
 若者対老人なら若者が悪い
 スポーツカー対大衆車ならスポーツカーが悪い
そして最近は高齢者の事故が多いので、今度は75歳以上と思われる高齢者対中年なら高齢者が悪いと、こんな風に最初から決めつけてかかっています。当然ながら実況見分調書にはそれが反映されることになりますので、あとで裁判などに発展した場合とんでもないことになる場合があります。
 警察にどっちが悪いか決める権限はありません。しかし保険会社や裁判所もそれに従う傾向にあり、その実況見分を覆すのはむずかしいのです。非常にやっかいですね。

偏見に満ちた警察の対応
 過去に事故にあわれた方は警察の対応に「なんか一方に肩入れしているな」と感じた方も多いのではないでしょうか。
 そう感じたら警察の対応も含め、スマホなどに動画で撮っておくことがのぞましいのです。最近はドライブレコーダーで停車中の動画を撮れる機能があるものもありますが、事故の衝撃で故障している場合があるし、任意の場所を映すことがむずかしいので、注意が必要です。
 警察に面とむかって「動画をとるぞ」といいづらい場合(警察がへそを曲げる場合もある)は、こちらの主張をはっきりさせておきましょう。そして、対応がおかしかったら、警察本部や警察署長にクレームをいれましょう。(場合によってはもっと上の組織に)本当に面倒くさい輩ですね。

平気でウソをつく加害者心理
 とくにおそろしいのは死亡事故や意識障害をともなった重篤事故で、話すことができる一方からしか話しを聞かないので、結果はいうまでもありません。
 それゆえ、加害者は相手の命を奪ってしまって動揺し、恐れおののき、自己擁護など、いろいろな意味でなるべく助かりたいため、相手の悪いところをみつけ、それが見つからなければ創作してしまう心理が働きます。
 だから、「センターラインを越えてきた。」とか、「ウインカーを出していた。」とか、とんでもないウソをつくことがあります。

事故直後の状況
 このあと警察の実況見分が行われる。
その前に保険会社と、勤務先などに連絡をしてしまおう。(被害者が怒り狂っている場合保険会社が対応してくれる場合もある)
 その後、動かない車両はレッカー移動を命じられる。そのとき警察が「レッカー業者を手配しましょうか」などと提案する場合があるが、高額な費用を請求されるおそれがあるのでなるべく断ったほうがよい。
 このレッカー移動はこの段階ではおのおのの負担だが、ロードサービス特約付の保険に入っていれば保険会社がレッカー業者を呼んでくれるし、支払いもしなくてよい。
 最近はこの特約が付いてる保険が多い。

ドライブレコーダーがあっても
 そこでドライブレコーダーの登場です。ドライブレコーダーはあったほうが絶対いいです。証拠能力も高いですし。
最近は路上での乱暴者の増加でドライブレコーダーを搭載する車が爆発的に増えているますが、事故のすべてを映しているわけではありません。360度映すレコーダーもありますが、やはり死角はあるようで、今の技術では完全に映すことはできないようです。
 また、レコーダーがあるから安心ともいいきれません。衝撃で故障することもあるだろうし、車両火災でレコーダーが燃え尽きてしまうおそれもないとはいいきれません。

事故現場の図面をとろう
 携帯、とくにスマホの普及で、事故にあった際には、写真をとっているかたは多いと思います。
しかし、現場の記録をしている人は少ないようです。理由としては「警察がやってくれるから」でしょうね。しかし、警察はあなたのことなど考えていないかもしれませんよ。もう、最初から決めつけてしまっていますから。

 さて、現場保存の最初は現場図面をとりましょう。
住宅地図では詳細なものもありますが、現場には電柱とか、センターラインやガードレールとか路側帯とか住宅以外のものはでていません。それがないと次の路上痕跡をとることが難しくなります。「電柱から何メートル何センチ」とか記録ができませんから。ご自分の目で記録してください。

 あと天候、温度、湿度など路面状態も記録しておいてください。交通事故解析で摩擦係数という概念が必要だから
です。

 

 特に重要なのが停車位置です。この時点で被害者車両・加害者車両ともにないことが多いのですが、これは次の路上痕跡をたどる位置でもありますので慎重に特定しましょう。写真を撮っていたら比較的容易だと思います。写真を撮ってない場合はオイルが漏れていたり、ガラスなどの部品がおちていることで見当がつくと思います。


路上痕跡を記録
 これらを特定することで衝突地点の特定が可能となります。
衝突地点の問題はセンターラインオーバーなど相手の過失を逆転させる可能性もありますので重要です。
 事故で被害・加害両車両が止まっている停車位置は重大事故になるほど、衝突地点から大きく離れている場合が多く、というより、「停車位置と衝突地点が近いあるいは同点」ということは圧倒的に少ないわけです。ですから、事故直後の現場の状況ですぐに事故の状況を一目で把握することは困難なのです。
 それで、被害・加害の一方あるいは両方が事故の状況が証言できない場合、例えば、死亡、意識不明、記憶喪失など
有力な証拠となるのです。

 なお、これら死亡事故、意識障害や記憶喪失などが生じた場合は損害額が数千万円以上になることがあるので過失割合が数パーセント違っても支払い額が大きく影響することは言うまでもありません。
 
 スリップ痕、横滑り痕、スキッド痕はタイヤのゴムがこびりついたものなので解ると思います。ガウジ痕はアスファルトの傷や削れなので、わからない場合はなるべくすべての傷や削れを記録して、写真に収めておきましょう。

スリップ痕
 急ブレーキをかけたときタイヤがロックしたときにできる直線的な痕跡です。この長さは車両の制動距離として、制動開始時速度を計算するうえで、もっとも重要な痕跡です。このスリップ痕は最初は薄く、徐々に濃くなる特徴があり、制動開始の地点を特定することに注意が必要です。

横滑り痕
 横滑りを起こしたときにできるタイヤ痕カーブなどでできやすく、弧を描いてできる曲線で、前のスリップ痕と区別がつきやすいです。転倒前の車両の動きとかバイク事故の場合に重大な影響を与えることがあります。

スキッド痕
 車両衝突時の衝撃や衝突後の反発で車両が移動する際につく不規則なタイヤ痕で、車両が衝突しますとタイヤのねじれによって、スリップ痕のような直線でもなく、横滑り痕のような曲線でもないギザギザというかグニャグニャしたような線になったりします。

えぐり痕(ガウジ痕)
車両の衝突により破損した部品がアスファルトをえぐった痕跡です。
 すなわち衝突により破損した車両は変形し、底面にある部品フレームやミッションカバーなど路面をえぐり、アスファルトを削ることになります。
このガウジ痕ができるのは、衝突により衝撃が最大となった最大変形の状態で、これを衝突地点と推定されます。 ただし、衝突地点と認定するにはこのガウジ痕をつけた破損したプロペラシャフトなど車両部品を特定する必要があります。たとえば、路面をえぐった際の衝撃で生じた部品の変形とかその部品のアスファルトの付着がみとめられますので
、それで特定ができます。

部品の散乱
 実は明確に上の路上痕跡が完全に見つけることができる案件は少なく、多くの場合、発見できたタイヤ痕と散乱したガラス片や塗膜片などで衝突地点を特定しています。ただし、これらの部品が散乱するのは衝突地点ではなく、破損した後に飛散しますから衝突地点の特定をするなら他の痕跡と合わせなければなりません。

 この事故の場合は部品の散乱場所と衝突地点がほぼ同じである。
衝突速度が比較的低いせいだろう。

 ガラス片はないが、バンパーやライトやウインカーなどの部品が散乱してい
る。さらにオイル漏れなどを起こしているので、あとから現場にかけつけても停
車位置はわかりやすい。

 おわかりになると思うが、黒い車のタイヤはひしゃげているので、その下あ
たりにガウジ痕がある。

衝突速度を特定する車両変形
 相手のスピードの出しすぎを主張したいなら。車両変形が重要な証拠になりますので、相手、自車ともに多角的に写真を撮っておきましょう。その際は破損個所のアップだけでなく、破損個所の高さを特定できるように道路を含めた写真を撮っておきましょう。
 自動車は車両の動きによって、ブレーキをかければ車両は前に、曲がるときには、ハンドルをきった方向に傾くなど、姿勢変化がおこるからで、破損個所の位置が重要な証拠になる場合もあるからです。
 あと、路上痕跡のタイヤ痕も大事ですが、忘れやすいのが相手車両のタイヤパターンとタイヤサイドの刻印です。これらも重要なので撮っておきましょう。とくに、バイク事故の場合は相手の車両についたタイヤ痕も重要です。

死亡・重篤事故なら衣服も保存
 衣服の破損状況もあとあと、重要な証拠になる場合もありますので、それを見ているとお辛いと思いますが、事件が解決するまで保存しておきましょう。相手の車両にファスナーの傷がついていたり、傷の場所によって、相手車両のどこに衝突したか特定できるからです。衣服についていたタイヤ痕で事故状況がわかることもあります。

場合によっては相手車両の買い取りも
 死亡・重篤事故などで事故状況に納得がいかない場合とかどうも相手がおかしなことを言っていると感じた場合は車両を保存しておく必要がある場合もあると思います。ただし、レッカー業者から、ある日数を超えると保管料(エライ高額!1日2000円とか)を請求される場合があるので注意しましょう。その場合まずは保険会社に相談しましょう。

 なお、裁判で争いたい場合は事故車を自宅庭に保管するとか、証拠保全のために相手の事故車を買いとることも必要になるかもしれません。実際にそうして法定闘争を勝ち取った方もいます。
 
また、とくに事故の加害者になってしまったらやるべきことがまだあります。

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