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会社の業績は人事次第


人事改革はじめませんか

たとえば製造業で「10年前は零細だったが今や大企業」などと言われる会社ってみたことありますか?
私はありません。たいてい、中小・零細企業は何年たっても中小・零細企業のままです。なぜでしょうか。

ところで、日本の大手企業がこぞって新卒の採用をするのはなぜでしょうか?アメリカはそんなことしてませんよ。学生時代からこれと思しき人材を青田がりをすることはあっても基本的には「欠員が出たら補充」です。


人事力ありますか

大手企業が血眼になって新卒一括採用に力をそそいでいる答えは優秀な人材が欲しいからです。
「そんなこと当たり前だろ」という声が聞こえてきそうですが、中小・零細企業にはそういう人材はいますか?
ほぼいないでしょう。いれば中小・零細企業にとどまっていませんって。

「中小・零細の経営がきびしいのは人材の差」といってもよいでしょう。人材が悪ければ業績もどんどん落ちてゆきます。私は偶然にも、そういう会社を数多くみてきました。そういう会社は経営能力や方法以前に、その従業員に次のような特徴があります。
   やる気がない
   何も考えていない
   勉強をしない
製造現場でも大手はそんなことありませんよ。大手は人事制度をうまく活用していて、本人のやる気を引き出していますし、KAIZEN(カイゼン)により、常により良い方法を探していますし、休日だって勉強してしたり、充実の日々を送っています。従業員一人一人がこの状態ですので大手はどんどん強くなっていきます。元々が「優秀な人材」ですから、それにいわば人事力が加わるのですから中小・零細との差は相当のものとなるのも当然です。

中小・零細は人数も限られているのですから、従業員が二・三人しかいないのに「人事部」をたちあげろ、と言っているわけではありません。まずは従業員のやる気を最大限に引き出す方法が必要となるでしょう。そうすることにより、確実に業績をあげることができます。このやる気を引き出す力こそ人事力なのです。

ところで、そのやる気のないという中小・零細企業の従業員の特徴は会社の責任とも言えます。なぜなら給料も上がらない、仕事も面白くない、自分が頑張っても仕方がない、ボーナスもすくない、というような状況ではやる気などおきようはずもありません。

中小・零細企業で給料やボーナスがあがらない理由はひとえに業績があがらないのが原因ですが、経営者が意図的に給料をあげようとしないということもあります。例えば
「今期決算は少々黒字、累積赤字があるので昇給はなし」

これだと従業員からいえば「いつになったら給料あがんねん」ということになります。